当社は、旧富山藩での『反魂丹役所』（配置家庭薬の製造と販売業者を指導管理した役所）の廃止後、これを引き継いで明治９年に『富山広貫堂』として創設されました。以来１４０余年、和漢薬を中心に製造、全国に配置するとともに、製剤原料の精選に努め、研究所や製造工場の設備近代化を図ってきました。また共立薬学校の設立（現在の富山医科薬科大学の前身）など、配置家庭薬の人材養成にも力を注ぎ、高品質な薬を優秀な配置員によって、今も全国のお得意様に「とやまのくすり」としてお届けしています。
現在「救療の志」を国内はもとより海外へも広げる展開を進めています。海外向ＧＭＰ承認された本社工場の生産ノウハウを活かし、全世界対応の生産体制を構築し、自然の生薬と近代科学を調和させた和漢生薬の開発はもとより、医療用医薬品にも手がけ、人に優しい医薬品を目指しております。
今後とも当社は社名に込められた「救済の志を広く貫通する」姿勢を崩すことなく、伝統を受け継ぎ、また常に社会に貢献する精神を貫いてまいります。